背中にきびの治療には、まず生活習慣を見直すことからはじめよう
“にきびというのはどこにできても嫌なものです。顔にできるにきびはもちろんですが、背中のにきびも、にきびのせいで水着を着るのが憂鬱になったり、夏の薄着が楽しめなかったり、悩んでいる方は多いと思います。
背中のにきびの治療には、色々な方法があります。にきびの炎症がひどくない初期段階であれば、患部を清潔に保ったり、薬を付けることもできますし、にきびがひどくなってしまっているようであれば、皮膚科で専門医の治療を受けることが望ましい場合もあります。にきび自体の炎症はおさまっても跡になってしまう場合もありますので、そのような時にはレーザー治療やエステ的な施術が効果をあげることもあります。
しかし、にきびというのは、一度できたものを治せばもうできないというものではありません。にきびの出来やすさというのは生まれもった体質の影響ということもありますが、にきびができてしまうような生活を続けている限りは、一度は治ったとしてもにきびはまた出来てしまいます。にきびを完全に治療するためには、大前提としてにきびができてしまうような生活習慣を見直すことからはじめなくてはならないのです。
背中にきびができたからと、背中のケアだけをしていればいいと言うわけではないことを覚えておいてください。
背中のにきびは治りにくいにきびとも言われています。特に跡になってしまってから、それを治療するのは大変なことですので、そもそもにきびができないような生活を心がけましょう。では、背中ににきびができずらい生活をはどんな生活でしょうか。 一番大切なのは、なんといっても睡眠と食生活です。
睡眠とにきびには深い関わりがあります。肌には免疫力がありますので、アクネ菌と戦う力も持っているのですが、睡眠不足が続くと肌の免疫力は低下してしまいます。また、肌が再生するサイクルも乱れるようになり、その結果としてにきびができやすい状態になってしまうのです。肌は午後10時から午前2時にかけて、最も活発に再生されると言われています。そのため、午後10時から午前2時の4時間は、綺麗になるためのシンデレラタイムとも呼ばれているくらいなのです。この時間を含んで、一日5時間から6時間は最低でも睡眠をとるようにすればにきびのできずらい肌の状態を作ることができます。
続いて食生活です。脂分や糖分の多い食事はにきびをできやすくします。にきびができずらい体を作るには、野菜を中心にバランスの摂れた食事を取ることが大切です。ビタミン、ミネラル、コラーゲンなどはにきびを治療する上で肌の再生の味方になってくれる栄養素です。過度なダイエットなども栄養のバランスを崩しにきびができやすくなる原因になります。
また、適度な運動をすることも大切なことです。生活習慣を見直すだけでも、にきびが治ってしまうこともあります。まずは、是非とも自分の生活を振り返ってみてください。”